世界の終わりとはじまり土砂降りの雨が大地を、命を、僕らの罪を洗い流す。僕の放った終了措置によってようやく人類は終焉を迎える。 大粒の雨が充満し霧となり、僕の世界は目の前の君だけを捉える。僕はやっと考えることをやめられる。後悔、願い、失望、それら今まで抱えてきたこと全て。最後に君にぼくを知ってほし...